2019-01-01から1年間の記事一覧

ガルパン劇場版ノベライズ所感

ガールズ&パンツァー 劇場版(上) (MF文庫J) 作者: 鈴木貴昭,アクタス,才谷屋龍一,ガールズ&パンツァー劇場版製作委員会 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2018/08/25 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る ガールズ&パンツァー 劇場版(下) (MF文庫J)…

書訪迷談(17):異世界と云ふは死ぬ処と見付けたり

リリス (ちくま文庫) 作者: ジョージ・マクドナルド,George MacDonald,荒俣宏 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 1986/10 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 28回 この商品を含むブログ (33件) を見る 黄金の鍵 (ちくま文庫) 作者: ジョージ・マクドナル…

9月買うた本 〜あいかわらずなぼく。の場合〜

別に増税前だからといって駆けこむようなこともなく、内容と量の両面で見れば先月もいつも通りの買い物をしたという感じだった。もともと買うつもりだったもの、買おうと思っていたわけではないがいざ実物を目の当たりにしてよくよく考えてみると欲しいよう…

モームとかいう作家

某所のブッコフに立ち寄ったらサマセット・モームの『カジュアリーナ・トリー』と『コスモポリタンズ』が売っていて、古本はしばらくいいやなどとかましていた口で罪深くもまた買ってしまった(そもそもなんで古本の店に入ってるんですかね……)。しかし動機…

なるべく早く行け

鉄は熱いうちに打てというが、古本は別に新しいうちに買えというものでもない。いつ買ってもよい。古本屋も、やはり早いうちに行けということはない。いつ行ってもよい。ただ、先日ついに町田の高原書店が閉店したが、そういう機会であれば早めに行っておい…

法事

実は、まさにたったいま帰省の途上である。昨年2月に92で亡くなった祖母の一周忌と、101まで生きたという高祖母の三十三回忌(たしか厳密には35年くらい経ってる)をガバガバ換算ながら一緒に催すからだ。ちなみに私の場合、兄弟して平成生まれなので高祖母…

続・きわめつけ

昨日のブログを書き終わり、よしそろそろ寝ようという時分のことだった。玄関口の棚の死角からピロっと紙片の角のようなものが覗いている。なんだこれと拾いあげてみると、それは不在連絡票であった。差出人欄には出版社の名前がある。あの本だ、と。しかし…

きわめつけ

専門的になにかをやらかしていたころほどではないが、Amaz◯nで本を買うとポイントの貯まること貯まること。たくさん買うとたくさんそのぶん貯まる。そしてたくさん買っていたのでたくさん貯まった。さすがにもうそろそろキリがないからそれはやめようという…

書訪迷談(15):痛ましき肖像

エゴン・シーレ―二重の自画像 (平凡社ライブラリー) 作者: 坂崎乙郎 出版社/メーカー: 平凡社 発売日: 1998/03/01 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 9回 この商品を含むブログ (4件) を見る 「欲しいと思ったら買い時である」。友人が私にかけてくれた…

書訪迷談(14):どういう男性に?

影の谷物語 (ちくま文庫) 作者: ロードダンセイニ,原葵 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 1991/09 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2件) を見る かつて、WOWOWのノンスクランブル時間帯に観ることができたアニメは、新潟というアニメ不毛の地、それ…

書訪迷談(13):宝石にはいろんな色がある

黒い魔術 作者: ポール・モラン,吉澤英樹 出版社/メーカー: 未知谷 発売日: 2018/04/26 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る めえぜるさんは小学生のころ休みごとに図書室へ行くような読書っ子だった。はやみねかおる作品や十二国記シリーズ、少年…

本当に小さくて個人的な快挙

気がつけば2月も三分の一に差しかかろうというのにブログを更新していなかった。油断ならない。読むほうは遅々としているが少しずつ取り戻せてきたし、書くほうは順調でも不調でもない。とにかく普通。けれど、とにかく普通ほど安心できるものはないなとも思…

あの道を往く

街道手帖 (シュルレアリスムの本棚) 作者: ジュリアングラック,Julien Gracq,永井敦子 出版社/メーカー: 風濤社 発売日: 2014/08/01 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 本がぜんぜん進まない。幸い創作で書くほうは乗ってきた感があるが全般的に…

書訪迷談(12):どこか寂れた風景のなかに

フィオナの海 作者: ロザリー・K・フライ,矢川澄子 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 1996/06/26 メディア: 単行本 クリック: 3回 この商品を含むブログ (4件) を見る 突然の話になるが私の頭のなかには「はよ日本語版DVD(BD)出してくれリスト」みたいなも…

中央線が気絶してるあいだに

いそいそ帰ろうとしたのに見合わせてるもんだから迂回するついでの勢いで秋葉原に寄ってメロンで買い物をしたというだけの話である。おさとうさんの本を買った。あとmy cousinの本も。いずれもたいへんよき品であった。あと書いてて気づいたけど両方とも越後…

書訪迷談(11):物語は圧倒的に

儀式 (講談社文芸文庫) 作者: レスリー・M.シルコウ,Leslie Marmon Silko,荒このみ 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1998/01 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 17回 この商品を含むブログを見る 「物語」という言葉もいろいろ定義があると思われるけれど…

信じて実家へ持ち出した本が……

なんともひどい話で、あれだけ帰省前にどれを持ち帰ってどれを読もうか楽しみだなとかさもウキウキ鼻息荒げに書いていたのに、実家にいるあいだ腰を据えて読書に集中する時間をそもそも取れなかった。いや取らなかった、主に自分自身の怠慢のせいで…言い訳を…